とある、不法滞在の外国人女性とのお話し4 – マッサージ嬢の日常

restaurant

(この記事は「ほぼ日刊ほいなめ新聞」に寄稿した文章を加筆修正したものです。)

その後、Y嬢とは毎夜ごとのLINE通話やビデオチャットなどで話し込み、その会話の中で色々と身の上話を聞き出して行った。その話の流れの中で、「店が暇な日に、(客としてではなくて)そっちに遊びに行っても良いか?」と尋ねてみると、案外気軽に「OK!」との返事。その後、タイミングを見計らって出向いてみた。時間にして深夜1時過ぎに店に到着する感じである。

住み込みが多い

元々俺には長年の知り合いの中華式マッサージ店の経営者(中国人)が居て、その関係から比較的そこで働く嬢たちの生態には理解が有る方だ。

例えば、

  • 店に住み込みで働く嬢が多い
  • 寝泊りをするのは施術している部屋で、店のシャワールームをそのまま自分たちでも使う
  • 控室がそのまま嬢たちのリビングルームみたいなもの
  • 荷物は、だいたい個々人所有の大型のトランクに収めている

みたいな事が、概ね嬢たちのスタンダードな生活様式なのだと知っている。

もちろん例外もあり、例えば、親族が先に日本に住んでいて、そこを頼りに日本に来る嬢も居るし、或いは語学学校で学ぶ、と言う体で来日した嬢は学校が紹介する寮的なアパートに住む場合も有る。

マッサージ店の造りは?

このY嬢は、先にも記した通り不法滞在でも有るので自分でアパートなどを借りる事は不可能である。従って、住み込みでマッサージ店で働いているのだが、そこに遊びに行くと言う事は、彼女の生活の一端に踏み込む事にもなる。

マッサージ店の造りは大雑把に言うと二通り有り、雑居ビルのフロアに水回り(シャワー、浴室、トイレ、キッチン)設備は活かしつつ、木工造作で部屋を造り(ポイントは必ず天井部分を開けて置くこと。ネットカフェと同じ理屈だ。)マッサージ店としての体裁を整えて行く。

古い木造のアパートやマンションの一室を利用する場合には、水回りはそのまま活かし、部屋の中に壁を立てて(ここでも天井部分を開けておく)、例えば、6畳間を3分割して2畳間程度にスペースを小分けして施術室を確保して行く事が多い様だ。

ちなみにY嬢が働く店は後者のタイプ、古い木造の建物で、一階に飲食店が入り、2階に元々有った部屋をリフォームしたものだ。水回りの仕様から築30年以上は経過していそうな、比較的古い建物で、この店に3名(Y嬢を含めタイ人x2名、中国人x1名)の嬢と共に住み込みで働き日銭を稼いでいた。

そんな彼女たちの日常を、次項に記して行こうと思う。

投稿者: スタジオスモーキー カルロス

2013年12月から開始したポッドキャスト番組「スタジオスモーキー」のブログです。 音声では伝えきれないコンテンツを公開して行きます。

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