「ルポ新大久保」の著者、室橋さんと新大久保駅周辺を歩いてみた

冬晴れの2月中旬、有料配信動画企画「嵐よういちのようちゃんねる」のロケとして緊急事態宣言下の新大久保エリアを「ルポ新大久保」の筆者室橋さん、嵐さん、デレッチョ・ホシさんと共に歩いてみた。本書を読み、改めて同エリアの奥深さを知り、厚かましくも著者ご本人に同エリアの「ガイド」を打診した所ご快諾を頂き、実現した企画だ。

ミャンマー人夫婦が切り盛りする焼き肉店

先ずは腹ごしらえ、と我々4人がランチに向かったのは新大久保駅から大久保通を東新宿方面へ10分弱ほど行った先にある「お母山」と言う焼き肉店。かつてバイトをしていた焼き肉店で知り合い結婚、その後自身で焼き肉店を営むようになった働き者のミャンマー人夫婦が経営する店で、「ルポ新大久保」にも室橋さんの行きつけの店として紹介されている。

ランチタイムは圧倒的なボリュームで提供されるメニューに多くの馴染み客で賑わう人気店でもある。僕自身も何度かディナータイムに訪れており、馴染みと言うほどでは無いが、新大久保エリアでのお気に入りの店の一つでもある。

昼食後は各スポットを巡ってみた

その後は「ルポ新大久保」に記載しているスポットを巡る事に。

と、その前に嵐さんが歩いていて気になった「珍獣サファリZOO」に先ずは足を向ける。この店は、店名の通り扉画像に有るフクロウなど中々見られない動物を販売している。

その後は、290円均一の弁当屋「ニハマル」、終焉の地を記念して作られた小泉八雲記念公園、韓国好きの若い男女が集まるイケメン通り、その通りにあるベトナム人の憩いの場所「エッグコーヒー(閉店済み、近日移転準備中)」、昭和の名レスラー・キラー・カンが経営する店「居酒屋カンちゃん」、イスラム横丁、媽祖廟などを巡った。

このエリアを象徴するかのような大久保幼稚園

「ルポ新大久保」の帯に書かれている様に、このエリアは人種の多様さにおいて日本の近未来を現わしている。住民人口比で言えば、最早若年層においては日本人とそれ以外の数はかなり接近しており、日本国内で最も国際化(アジア中心ではあるが)が進んだエリアと言えよう。その象徴が「大久保幼稚園」である。

上記2点の画像で理解出来る様に、この幼稚園には多種多様な背景を持つ子供たちが通っている。室橋さんによれば、中にはわざわざそれを求めて子を入園させる親も居るらしい。(半面、あえてここを避けて日本人しかいない幼稚園を選ぶ外国人の親たちも居るとの事)正に国内で比類の無い国際化が進んだ幼稚園、子供たちを受け入れる先生方の情熱には最大限の敬意を払いたいものだ。

最後はスタジオ収録で嵐さんと室橋さんの対談

半日を掛けて周辺を廻った後は、スタジオに戻り嵐さんと室橋さんの対談を収録。海外に気軽に行けなくなった今だからこそ、近場で味わえるアジアをテーマに室橋さんの著書を参照しながら語って貰った。

この日の対談は「ようちゃんねる」で3本程度に分けて配信される予定。これは時間の都合で分けたのではなくて、内容が濃くて3本程度に分けざるを得なかったのだ。

日本国内で急激に増えたベトナム人労働者たちの光と影、クーデターに揺れる母国を日本に居るミャンマー人たちはどの様な気持ちで見ているのか、東京近郊に有るアジア系住民の集積地に関する事、が話しの骨子になったのだが何れも室橋さんが自分自身の足で取材をして人間関係を作り上げた上で得た情報を元にしているので視聴して下さる登録者の皆様にも必ず満足して頂ける内容と確信している。

この対談の一発目は2月中に配信予定なので楽しみにしていて欲しい。

投稿者: スタジオスモーキー カルロス

2013年12月から開始したポッドキャスト番組「スタジオスモーキー」のブログです。 音声では伝えきれないコンテンツを公開して行きます。

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