楽天モバイルを使って3か月経過したので、レビューをしてみた!

「第四のキャリア」として、格安SIMブランドの一つから移行した楽天モバイル。スタジオスモーキーのポッドキャストでも、デュアルSIM使用可能機種を前提に、この楽天モバイルを「副回線」として活用した快適なモバイル回線選びをご紹介した。

<podcast更新!>第390回お役立ちシリーズ!4月1日、モバイル料金革命始まる、最適なキャリア選びをご提案します!!

スタジオスモーキーポッドキャスト第390回2021年3月28日配信分

引き続き、アグレッシブなキャンペーン開催中!

2021年4月上旬までの契約締め切りで、1年間のデータ使用量無制限で無料と言う太っ腹なキャンペーンを実施していたが、そのキャンペーン終了後も引き続き新規契約者を獲得するための新たなキャンペーンを打ち続けている様だ。

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注目すべきは、その従量課金制の料金設定

これら、初期導入に関する特典もさることながら、他の3大キャリアと比較すると目を引くのが使用したデータ量に応じて最大税抜き2,980円とする従量制の料金設定だろう。特に注目に値するのは、1GB未満での使用料金が「無料」になることだ。

先に挙げたポッドキャスト番組でも取り上げたが、デュアルSIM仕様のスマホであれば楽天モバイルが供用するアプリを使用する事を前提に使用並びに保有料金無料の電話番号が追加で持てる事になり、後述する用途に合う人は契約しない理由が無い、となるのではないだろうか。

実際に使ってみて約3か月。その使用感は??

実際に楽天モバイルを契約し自分自身で使用してみて約3か月が経過した。そのレビューをご紹介したい。

・使用機種 iPhone11

・電話主回線 ワイモバイル

・電話副回線 楽天モバイル

・データ主回線 楽天モバイル

・データ副回線 ワイモバイル3GB(実質4GB契約)

この3か月間、ワイモバイルのデータ使用料は「0.1-0.3GB」であり、自宅でのwifi環境下以外での外出時ではほぼ楽天モバイルのデータ回線に依存していた事になる。

先ずは電話。

主回線=ワイモバイルでの番号は事実上受信専用となり、こちらから掛ける時は副回線=楽天モバイルでの番号とした。そしてその全ての通話を「楽天LINK」と言うアプリを使用してのものとした。

使用感だが、まずまず問題なく使え(一部地下鉄構内では繋がりにくい事も)、満足度は高い結果になった。更に言うと、この満足度を高める為にはキャリアの格安プランをデータ主回線にすれば良いので、この「楽天LINK」を用いた通話は「使わなければ損」の世界であろう。

次に、楽天モバイルのデータ回線品質だ。

筆者の自宅は都内23区外西側に位置しており、その行動範囲は都心部中心になる。その中での使用感であるが70-80点くらいと言うのが正直なところだった。

中でも、日常的に直面した楽天モバイル回線使用による最大の困りごとをご紹介したい。

意外な盲点、QRコード決済とスマホポイントカードが使いにくい

各社の積極的なキャンペーンなどによりPayPayに代表されるQRコード決済が随分と普及して来た。コンビニのみならずスーパーや、現金主義を貫いていたサイゼリヤでも使用が出来る様になり、もはや、現金を持たずしても外出時の支払いには困る事がほぼ無くなりつつあるのだが、ここで盲点が一つある。

これらのスマホ決済には、QRコード決済の為に高品質なデータ回線がマストである、と言う事だ。

例えば、総合型のスーパー。

食品売り場が地下に位置している店舗が少なからず有るのだが、この様な店舗では特に楽天モバイルの通信環境は劣悪になる。

会計を済まそうとスマホを取り出しても、なかなか使いたい決済用のQRコードが表示されなかったり、最悪の場合はエラー表示がされてしまい、慌ててキャンセルし手持ちのクレジットカードを差し出した事は1度や2度ではない。

iPhoneの場合、主回線と副回線の自動切換え機能(主回線が繋がらない場合には副回線に自動的に繋がる機能)が有り、もちろん設定済みなのだが、微妙に圏外にならず、主回線の楽天モバイルから副回線のワイモバイルに切り替わらない場合が多い。

なので、楽天モバイルの電波が劣悪そうな場所に入る際には事前に手動で主回線をワイモバイルへ切り替えるなどの処置が必要になっている。

もしくは、入店前に決済用のQRコードを表示させ、さっさと目的の買い物を済ませるか、などの工夫が必要だ。

難点は、スマホアプリのポイントカードを表示し、スキャンさせた後に決済用のQRコードへ切り替える必要がある時だ。

この場合、楽天モバイルの電波が入りが悪い店舗の場合は問答無用で入店前に高品質な副回線へ切り替えておく必要がある。そうでないと、会計時にとても面倒な思いをする事になるので注意したい。

また副回線自体を持たず、楽天モバイルのみが使用出来る人の場合には、せめて入店前に楽天モバイルの電波が届くかどうかを確認しておきたいところだ。

工夫が必要だが、契約しておく価値あり!

これらの様に、未だ回線品質が貧弱な楽天モバイルのみを契約するのはリスクが有るが、無料期間などに主回線として使い、バックアップとして最低限の料金で高品質なキャリア(或いはそのセカンドブランド)の回線を副回線として使用し、無料期間が終わった段階で主と副の回線を入れ替え「楽天LINK」を使用し続ければ、費用を抑えつつ快適なモバイル環境を実現出来ると思う。

楽天モバイルの、自前の高速回線網がキャリアに追いつくのは並大抵ではない事が予想されるが、我々消費者はメリット、デメリットを良く理解しつつ上手に利用していきたいものだ。

投稿者: スタジオスモーキー カルロス

2013年12月から開始したポッドキャスト番組「スタジオスモーキー」のブログです。 音声では伝えきれないコンテンツを公開して行きます。

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