2012年12月から開始したポッドキャスト「スタジオスモーキー」。従前では対面での音源収録を原則としてきたが、2020年新型コロナの影響が深刻になるに付け、それも難しくなってきた。その代わりに大幅に増えたのは、いわゆる「リモート収録」である。その中には、未だ直接お会いした事が無い方も居て、ボストン在住の瀧波さん、シンガポール在住のUnoさんがそれに該当する。更には、6月27日配信分でご協力頂いた、武漢在住のくまたろうさんも、その一人だ。
武漢市とは、どんな街なのか?
新型コロナ発症の地と言われている中国湖北省武漢市。この地に在住のくまたろうさんは、「スタジオスモーキー」の過去音源をお買い上げ頂くなどの古くからのリスナーさんである。「スタジオスモーキー」のLineグループにご参加を頂き、そのご縁から武漢情報をネタとしたリモートでの音源収録依頼に快諾を頂いた。
湖北省は広大な中国大陸に有って、ちょうど東西の中間地点に位置するとても需要場所だ。武漢市はその湖北省の東に位置し、長江を臨み、その最大の支流になる漢江が合流することから、古くから発展していた都市である。
交通の要衝である都市の特徴として、古来から人や物の行き来が盛んであり、現代においては当然のごとく工業都市としての発展が著しい。また近年では、深圳市に続くIT都市としての発展が見込まれている街でもある。くまたろうさんは、そんな世界的に見てもエキサイティングな街に住み日々仕事に従事している。
これからIT都市としての発展が見込まれる街
中国の大都市として我々日本人に有名なのは、上海、北京、広州、深圳などが挙げられるだろう。いずれも、経済発展を遂げて多くの日本人出張者が出向く街でもある。
武漢は、日本で言う所の「政令指定都市」に当たる直轄都市として指定されており、これらに続く発展が見込まれており、中国政府も特にIT分野において巨額の投資をしている街でもある。それだけに、コロナ発祥の地として名が広まったのはかなり痛手である事が容易に想像出来る。
それでも、いわゆる「ロックダウン」を始めとした各種の締め付け策によりどうにかコロナを収束させて、今ではほとんどノーマスクで出歩く人が多いとの事。月を追うごとに、どんどんと開発の速度を元に戻して行くことだろう。