とある、不法滞在の外国人女性とのお話し5 -敬虔な仏教徒

(この記事は「ほぼ日刊ほいなめ新聞」に寄稿した文章を加筆修正したものです。)

駅前などで良く見かけるのが中華式マッサージ店。看板に目をやると、24時間営業とも取れる表現が目につく。それは、マッサージ嬢たちが住み込みで働いている事から可能なのは理解出来ると思う。今回は、そんな彼女たちの日常をY嬢を例にして説明したい。

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とある、不法滞在の外国人女性とのお話し4 – マッサージ嬢の日常

(この記事は「ほぼ日刊ほいなめ新聞」に寄稿した文章を加筆修正したものです。)

その後、Y嬢とは毎夜ごとのLINE通話やビデオチャットなどで話し込み、その会話の中で色々と身の上話を聞き出して行った。その話の流れの中で、「店が暇な日に、(客としてではなくて)そっちに遊びに行っても良いか?」と尋ねてみると、案外気軽に「OK!」との返事。その後、タイミングを見計らって出向いてみた。時間にして深夜1時過ぎに店に到着する感じである。

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とある、不法滞在の外国人女性とのお話し3 – オーバースティを告白

(この記事は「ほぼ日刊ほいなめ新聞」に寄稿した文章を加筆修正したものです。)

Y嬢が、不法滞在と知らずに話をしていた頃の事だ。ランチの為にレストランに入るや否や、店員にWifiのパスワードを聞き出すので、「ふ~ん、いきなりだなあ」と思わないでもなかったのだが、そんな俺の視線を感じたのか、Y嬢が「私のスマートフォンはネットワークに繋がっていないから、Wifiが使えないと何の役にも立たない」と言う。

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とある、不法滞在の外国人女性とのお話し2- BeeTalkが繋ぐ縁

(この記事は「ほぼ日刊ほいなめ新聞」に寄稿した文章を加筆修正したものです。)

俺の知り合いに、某山手線駅近くの、いわゆる「中華式マッサージ店」で働く女性がいた。「中華式」と言いながら、働くその彼女はタイ人だ。日本語は全く出来ないが、流暢な英語と、店のボスとのコミュニケーションに大いに役に立つ、これまた流暢な北京語を話す、そんな嬢だった。

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