中邑真輔のWWE移籍話しについて

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中邑真輔vsAJスタイルズ

恒例の新日本プロレス1.4東京ドーム大会が終わって早くも1週間が経過しようとしているが、公式発表された観客動員数の意外な少なさと相反する大会そのものの充実ぶりもさることながら、翌日5日に各著名なプロレス系ブログを中心に流れた中邑真輔の「新日本離脱→WWE移籍」と言うニュースには本当に驚かされた。

いずれにしても、海外への本格的な進出が今後の中邑の進む道

昨年末にUPした当ブログの1.4東京ドームと2016年の新日本の展開予測の中で2016年の中邑のミッションは海外市場の開拓と書いた。

2016年新日本の世界戦略を占う一戦

中邑と言えば、同時期にROHマットへ遠征した棚橋が自身のpodcastで自嘲気味にその人気の高さを吐露していたりして、海外マット(特にアメリカ)において絶大なる人気を得ている事で知られている。
片や相手のAJに付いては言うまでも無くWWEに上がった事が無い中で最もファンの支持が高いレスラーの一人である。
この両者が闘う訳だから、その目線は当然海外マット(特にアメリカ)に向けられていると考えるのが自然であろう。

2016年、中邑のミッションは海外マーケットの開拓か!?

そのアーチスティックなファイト振りから日本のみならず海外マットでも高い評価を受ける中邑。
またその堪能な英語能力は、海外市場を開拓して行く為に非常に大きなポイントにもなる。
2016年1月5日から日本でもサービス開始となるWWEネットワークなども多少意識しつつの、新日本プロレスワールドの海外視聴者拡充を含めての海外市場開拓には中邑が正に適任なのだ。

AJとの契約状況次第ではあるが…

さてそうなると勝敗に関してだが、原則ハッピーエンドで終わる試合(王者が防衛する、と言う意味では無くファンが勝って欲しいと願う側が勝つと言う意味)が大半を占めると予想する今回のドーム大会において、数少ないバッドエンドが待っている試合となる可能性が高いのがこの一戦であろう。
勝敗予想は、AJが中邑を破りインターコンチネンタル選手権を奪取すると見る。
そしてこのベルトを軸に、2016年は正に「真のインターコンチネンタル選手権」として、日本を挟みつつ、米国並びに時には欧州で両者間での闘いが繰り広げられていくと言った展開を予想する。
 
但し、これもAJとの契約が2016年も続く事が大前提である。
これが仮に上手く行かないとすれば、この試合は中邑の防衛となるであろう。
が、その場合の中邑の今後のインターコンチネンタル選手権におけるモチベーションの低下が気にはなるところだが…
まさかこの時点でWWE移籍などとは夢にも思わなかったわけだが、代名詞と言えるインターコンチネンタル王座への刺激有る挑戦者が見つからない事や、現在の新日本マットの状況、特に成長著しいオカダ・カズチカを見るに付け、新たな「刺激」を求めてWWEへの挑戦をしたくなる気持ちも良く分かる。
 

今回の決断に影響?11.15天龍引退試合

昨年に引退し、その引退試合で東スポが定める年間最高試合賞を獲得すると言う前代未聞の快挙を成し遂げた天龍源一郎

天龍の功績、並びに、この試合自体への姿勢の素晴らしさは言うまでもないが、更に凄かったのが相手を務めたオカダ・カズチカ。

各所にて既に語られていることなので、この試合自体に関してのコメントは割愛するが、明らかに誰もが嫌がるこの試合の相手を受けた事だけでも賞賛されるべきなのに、天龍の今現在出来る事以上のモノを全て引き出しその価値を上げた上で、試合内容そのもので自分自身をも光らせると言う「これぞプロレス!」の鏡の様な見事な試合運びを見せたオカダ。

誰もが納得する2015年の年間MVPであり、日本を代表するレスラーとしてファンのみならずレスラー達も含めた関係者の誰もが認めざるを得ない事であろう。

未だ28歳のオカダ、この男に新日本マットを、更には日本マット界を託して大丈夫だ、と言う認識を中邑が持ったとしても不思議ではない。

片や、天龍。

天龍と言えば、全日本時代から常識にとらわれないファイトスタイルで常に「今を生きる」事をモットーとして来たレスラー。

史上最年長のIWGPヘビー級王者であり、対戦時に初の雪崩式フランケンシュタイナーを披露した時の相手であった武藤に「色気づきやがって、あのオッさん」と悔し紛れを言わせたかと思えば、時には女子レスラーの顔面をボコボコに、時には電流爆破、そしてマスクを被る事もやってきた、しかし、それでも常に「天龍は天龍」であり続けた。

また日本マット界唯一の、馬場&猪木からピンフォール勝ちを許されたレスラーでもある。

その姿勢の原点は、「常に現在進行形、旬を追いかけ続ける」と言う事に尽き、引退試合に有りがちな、6人タッグでの「花相撲」的な試合を選択するのでは無く、親子ほどの年齢差がある、時のIWGPヘビー級王者オカダを引退試合の相手に指名した事にも良くその姿勢が現れている。

中邑自身が己の「旬」を、または「現在進行形」を求めるならば、自身が保持するインターコンチネンタル王座の挑戦者に事欠く日本と言う市場は、最早既に小さなものに映っていたのかも知れない。

プロレスとは「ゴールなきマラソン」

かつて武藤敬司が吐いた名言に、「プロレスって、ゴールが無いマラソンみたいなもんだからさ」と言うのがある。

先述の天龍の姿勢にも繋がるこの名言だが、正にゴール無きマラソンであるならば、常に自分自身で次の目標を設定して自分自身を追い込んでいかなくてならない、とも言える。

既に「世代交代」と言うある種の「ゴール」が見えつつある新日本マットでの自身の立ち位置を考えると、中邑真輔がその新たな目標にWWEを設定するのも自然な流れと言えよう。

わずかに残る?新日本とWWEの提携への可能性

かつて、猪木&新間体制時代の新日本はWWE(当時はWWF)との提携をしていた事が有って、時のヘビー級王者ボブ・バックランド、或いは、ハルク・ホーガンなどの大物が頻繁に来日し猪木との死闘を繰り広げたものだ。

今回の中邑のWWE移籍の噂を聞くに付け、改めて「ビジネスとして」新日本とWWEの両団体間における提携の可能を疑う余地があると考えた。

WWEは、その世界戦略において「英語圏」、もしくは「ヒスパニック圏」ではまずまずの成果を出していると言って良いだろう。

しかしながら、日本市場においては年に一回か二回のハウスショーを開催する程度に留まっているし、これは世界第二のプロレス市場である日本の市場規模を考えると今ひとつ物足りないもの。

これはやはり日本語と英語の壁と言う問題があるだろうし、日本人以外のレスラー達をスーパースターとして仰ぎ見る事が出来たとしても、それ以上の存在には中々ならないと言う感情面もあろう。

ましてや、他のアジア圏(例えば中国など)での展開も考えると、アジア出身のスーパースターが不在では中々一筋縄では行かないものだ。

昨年にはKENTA(現・伊丹英雄)、華名(現・ASUKA)と言った日本人レスラーを引き抜いたものの、彼らが果たして日本でのビッグスターかと言うと、「スター以上ビッグスター未満」と言うポジションが妥当。

これは、かつてのKENZOTAJIRI、或いはYOSHI-TATSUにしても同様で、真のメインイベンタークラスの選手の本格的な登場は叶わなかった。(当然のことだが)

片や新日本の事情を考えると、ROHなどとの提携はしているものの、本格的な海外進出を考えるには、パートナーとしてはやはり物足りない。

ある部分では、利害の一致する両団体の提携話と言うのは荒唐無稽過ぎる話しだろうか?

中邑が去ったポジションを誰が埋めるのか?

今でこそ、そのアーチスティクなファイト振りがファンの支持を集めている中邑だが、やはりその原点は「KING OF STRONG STYLE」と言う”コンセプト”であろう。

強さを体現する技術を持ち、必要とあらば他流試合(=総合格闘技など)への出場も辞さない姿勢こそが「KING OF STRONG STYLE」の

現れとして、強さを求める新日本ファンの拠り所として機能していた。

中邑が抜けるとして、この大きな穴を誰が埋めるのか?

棚橋、オカダ、内藤は、華やかさを感じるものの、いわゆる「強さ」を感じさせないレスラーであり、中邑がこの部分を一身に背負っていた感が強い。

今回の中邑のWWE移籍話しと同じタイミングで、レスリング並びに格闘技者として実績十分な岡倫之と北村克哉の入団発表が成されたのは単なる偶然では無いだろう。

新日本プロレス公式webサイトより

【WK10】“期待の新星”岡倫之&北村克哉が新日本プロレス入団! 新プロジェクト『LION’S GATE』第1回大会は2月25日(木)新宿FACEに決定!【入団会見】

流れを見ると、最早東京ドーム大会での本戦出場が叶わなくなった永田さんが指導して行く様な雰囲気であるが、ぜひともこの両名には中邑がデビュー以来任されてきた「強さの象徴」としてのポジションを獲得して欲しいものだと思う。

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コメント

  1. wass より:

    smokyリスナーです。いつも鋭い考察のブログ楽しみにしています。
    新日ファンとしては、温かく中邑を送り出してあげたいと思っています。
    WWEという世界で一番の舞台で活躍したいと思う選手はいっぱい
    いますし、そのチャンスが目の前ですからね。ギャラの事も含めても
    行くべきだと思います。
    ただ、過日本人選手が5年以上トップ戦線で活躍するのは稀でも
    ありますし、トレンドの早いWWEですから、いつか新日に戻ってくるの
    ではと思っています。
    今の新日の選手層ならそれまでの穴も埋められるはずです。
    中邑もそうですが、AJの試合後のコメントが本心とギミックが絶妙に
    ミックスされてる感じで、かなり気になっています。
    これもプロレスの魅力ですね。

  2. carlos より:

    コメント並びにいつもポッドキャストをお聴き頂きありがとうございます、スタジオスモーキーのカルロスです。
    今回の移籍劇にまつわる周辺の動きは実に「色々と語れる」、久しぶりな話題だと思います。
    もし真輔が噂通りの動きとなれば、きっと彼ならばWWEであろうと成功を収めてくれるものと確信しています。
    来月早々にあると思われる、正式発表を心待ちにしましょう!

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